研究課題/領域番号 |
18H02879
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) (2020-2021) 名古屋大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
梛野 正人 愛知県がんセンター(研究所), 副総長, 副総長 (20237564)
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研究分担者 |
山口 淳平 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00566987)
江畑 智希 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (60362258)
國料 俊男 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院准教授 (60378023)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 融合遺伝子 / 胆管癌 / 核酸医薬 / ノンコーディングRNA |
研究成果の概要 |
異時性胆管癌における次発病変の遺伝子変異は、初発病変の遺伝子変異に新しい遺伝子変異が付加されており、遺伝子変異の蓄積が胆管癌の発癌の原因の1つとして考えられた。融合遺伝子のbreakpointが遺伝子のコーディング領域上にある体細胞構造の変異解析の結果、Total数3499(3326-3655)、DEL(deletion)数2678(2620-2781)の変異を認めた。またGDC portalに登録されているbile duct cancerプロジェクトで検出された遺伝子320個上に体細胞構造変異を認めた。これらの体細胞構造変異が胆管癌の癌化に関与していると考えられた。
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自由記述の分野 |
消化器外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
異時性胆管癌の初発病変と次発病変の遺伝子変異を明らかにし、発癌機序を明らかにした。また融合遺伝子のbreakpointが遺伝子のコーディング領域上にある体細胞構造の変異を明らかにした。これら体細胞構造の変異は新規診断治療法の開発において重要な知見であり学術的意義が大きい。また本研究により新規治療法開発の可能性が示唆され、治療法が可能になれば、生存率を含めた治療成績の向上が期待され社会的意義は大きい。
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