研究課題
スキルス胃癌は癌関連線維芽細胞(cancer associated fibroblast: CAF)の増生を伴いながら増殖進展する特性がある。申請者は、CAFがスキルス胃癌細胞の難治性に関与していることを報告してきた。この知見から、CAF制御がスキルス胃癌治療に有効と考える。申請者らは、本研究により、CAF増生はスキルス胃癌細胞の産生するCXCL1が間葉系幹細胞のCXCR2に作用する機序であることを明らかにし、この成果に基づき、スキルス胃癌の進展にCXCL1-CXCR2シグナルが関与しスキルス胃癌抑制にはCXCR2阻害剤が有効であることを明らかにした。阻害剤を用いた治療法について、現在特許申請中である。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 備考 (1件)
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