• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

メタボロミクスから見た敗血症時のオートファジー動態‐新規バイオマーカーの検索‐

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H02901
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

渡邉 栄三  千葉大学, 大学院医学研究院, 特任教授 (40375639)

研究分担者 幡野 雅彦  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (20208523)
伊藤 千鶴  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師 (80347054)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード敗血症 / メタボロミクス / バイオマーカー / オートファジー / 細胞死 / タンパク構成アミノ酸 / 細菌性腹膜炎 / 酸化ストレス
研究成果の概要

敗血症において,オートファジーに関連するバイオマーカーの検索を企図した.下部消化管穿孔(敗血症)患者の血漿およびそのモデルである盲腸結紮穿孔(CLP)手術を施行したマウスの血漿でメタボローム解析を行った.その結果,共通代謝経路として,タンパク質構成アミノ酸,Ceramide,Gly/Ser/Thr関連物質が導出された.一方,Alb-CreERT2/Atg5f/fマウス(KO)の肝臓検体と野生型(WT)のCLPで比較したところ,酸化ストレスに関わるものが4種類抽出された.MINT-sPLSDA法 による判別因子は5種類であり,電子伝達系・糖代謝物・ジペプチド等に関連するものであった.

自由記述の分野

救急集中治療医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

敗血症は,感染症の最重症病態であるが,その病態自体に対する治療薬は未開発である.一方,敗血症モデルマウスにおいて,敗血症急性期ではオートファジーが一過性に亢進し,その後抑制傾向となること,そしてそのことが炎症反応や転帰に悪影響を及ぼしていることが判明していた.本研究では,メタボロミクスで発見されたオートファジー誘導物質の投与により,オートファジー調節を介した敗血症治療に結びつけることが最終目的である.今回,ヒトとマウスで同様の敗血症(腹膜炎)の検体を用い,血漿によるメタボロミクスを比較,共通代謝経路を導出できたことから,今後のオートファジー経路からの敗血症バイオマーカー検索に繋がった.

URL: 

公開日: 2023-01-30   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi