研究成果の概要 |
今年度はDmp1cre::Sirt6f/fマウス(Sirt6cKO)とPAI-1KOマウスを交配してDmp1cre::Sirt6f/f;;PAI-1-/-マウス(dKOマウス)を作出し、Sirt6とPAI-1のシグナルクロストークを検証した。dKOではFGF23, SOSTの発現は対照群と同等まで低下した。老化したPAI-1KOマウスは同週齢の野生型マウスより骨量が多く、血中リン濃度も高かった。以上、SIRT6によりFGF23, SOSTの発現が制御され、その機構は少なくとも一部はPAI-1制御を介することが明らかとなった。
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