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2021 年度 研究成果報告書

ヒトiPS細胞由来ネフロン誘導法に基づく腎細胞癌多段階発がん機構と治療開発基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02938
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

馬場 理也  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (10347304)

研究分担者 神波 大己  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (20402836)
平山 明由  慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (00572405)
長嶋 洋治  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10217995)
岡田 誠治  熊本大学, ヒトレトロウイルス学共同研究センター, 教授 (50282455)
古屋 充子  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (10361445)
矢尾 正祐  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (00260787)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード腎細胞癌
研究成果の概要

腎臓がんには、がんの発生を抑えるがん抑制遺伝子や、がん遺伝子に異常が見つかっており、これらの遺伝子変化が腎臓がんを引き起こすと考えられている。しかし、これらの遺伝子変化が本当に腎臓がんを引き起こすのか、ヒトの腎臓で確かめることは不可能である。そこで、これらの遺伝子変化を導入したヒトiPS細胞を作製し、それらのiPS細胞を試験管内で腎臓に分化させる事で、腎臓がんの発がんを再現する事を目指した。がん抑制遺伝子FLCNは、腎臓の分化そのものに関与する事が明らかになった。また、FLCN欠損による腎臓がんは、他の腎臓がんとは異なり、集合管の細胞由来であることが明らかになった。

自由記述の分野

泌尿器科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒトの腎臓がんで認めるがん抑制遺伝子やがん遺伝子の遺伝子変異をヒトiPS細胞に導入した。これらのiPS細胞を培養して腎臓に分化させることで、試験管内で腎臓がんを発生させることを目指した。本研究により、腎臓がんの原因とされていた遺伝子変異が本当にヒトの腎臓でがんを引き起こすか検証する事が可能となるとともに、腎臓がんの発がん機構の解明や薬剤感受性試験への展開などが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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