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2020 年度 実績報告書

光による皮膚概日リズム形成の意義を探る

研究課題

研究課題/領域番号 18H02961
研究機関神戸大学

研究代表者

寺師 浩人  神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (80217421)

研究分担者 野村 正  神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (30529566)
榊原 俊介  神戸大学, 医学研究科, 客員准教授 (50444592)
橋川 和信  神戸大学, 医学部附属病院, 医学研究員 (90403237)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード皮膚線維芽細胞 / 光受容 / 生体時計
研究実績の概要

mouse Bmal1 promoter領域にルシフェラーゼ遺伝子およびPEST配列を複合したベクターを構築した。これをトランスフェクション試薬を用いてヒト培養皮膚線維芽細胞に対して導入した。その後、2日間の暗順応を行ったのち、ルシフェリン添加培地に入れ替えた。この際、全て暗室下に実験を行った。検討群を次の5つに分けた。1)ベクター非導入群、2)デキサメタゾン添加群、3)480nm光照射群(10分)、4)デキサメタゾン添加後480nm光照射群、5)480nm光照射後デキサメタゾン添加群 とした。
これらに対してリアルタイムに発光量を5日間、測定した。その結果、1)群では発光は認められなかった。2)から5)はいずれも測定開始後、約12時間かけてBmal1の発現量は上昇し、その後、現象する傾向があった。また、いずれのリズムの形成が認められたが、その周期は約23時間であった。4)および5)については、それぞれの一次刺激ののち10-15時間の間に二次刺激を行った。いずれの二次刺激によってもBmal1の発現は減退する傾向にあったが、それぞれの一次刺激によって形成されたリズムを変化させるには至らなかった。
以上のことより、細胞によるリズム形成は一次刺激によりメモリーされた場合、外部環境からの二次刺激を加えても修正されにくいことが示唆された。一方で、二次刺激の導入時刻の検討は行っておらず、これらの実験データは必ずしも二次刺激が無効であることを示すものではない。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] OPN4 belongs to the photosensitive system of the human skin2020

    • 著者名/発表者名
      Kusumoto Junya、Takeo Makoto、Hashikawa Kazunobu、Komori Takahide、Tsuji Takashi、Terashi Hiroto、Sakakibara Shunsuke
    • 雑誌名

      Genes to Cells

      巻: 25 ページ: 215~225

    • DOI

      10.1111/gtc.12751

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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