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2020 年度 研究成果報告書

包括的1細胞オミックス解析を用いた創傷治癒関連細胞の多様性獲得機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02962
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

田中 克弥  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 研究協力員 (70722750)

研究分担者 森 亮一  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (30509310)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード再生医学 / 発生 / 発現制御 / 病理学 / 組織 / 細胞 / 分化
研究成果の概要

皮膚創傷治癒過程は、炎症期・増殖期・成熟期で構成される生体反応である。近年、microRNA 機能は、創傷治癒・瘢痕化・感染防御に重要な役割をになっていることを明らかにした。一方、微小環境における様々で且つ、個々の細胞が瘢痕化の起点として作用していることが示唆された。しかしながら、皮膚創傷治癒研究に資する組織位置情報を具備したシングルセル解析法は、未だ確立されていない。本研究では空間的トランスクリプトーム解析の確立・機能解析を行った。そして、瘢痕形成関与遺伝子を同定した。本研究成果は、新たな細胞間相互作用及び細胞分化系譜の詳細な分子機序解明に繋がると考える。

自由記述の分野

形成外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、炎症反応を基軸とした組織修復過程の全容を解明するため、創傷治癒研究に資する空間的トランスクリプトーム解析法の確立をめざした。そして、新規瘢痕形成関与遺伝子を同定した。本研究成果によって、シングルセル解析の問題点であった「採取した細胞の位置情報の欠落」を克服することができた。今後は、本研究成果を発展させて、未病状態における病態発症リスクを予想することができる技術開発にも取り組みたいと考えている。そして、治療法開発だけでなく真の予防法の確立に繋がるように研究を進めて、健康長寿社会の実現に寄与する。

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公開日: 2022-01-27  

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