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2022 年度 研究成果報告書

ロイコトキシン―受容体相互作用に関する分子基盤の解明と新規歯周炎ワクチンの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02974
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関松本歯科大学

研究代表者

吉田 明弘  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (20364151)

研究分担者 阪本 泰光  岩手医科大学, 薬学部, 准教授 (00349036)
吉成 伸夫  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (20231699)
三好 智博  松本歯科大学, 歯学部, 講師 (60534550)
宇田川 信之  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70245801)
高橋 晋平  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (20805014)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード侵襲性歯周炎 / A. actinomycetemcomitans / LtxA / LFA-1 / ワクチン
研究成果の概要

LtxAタンパク質の結晶化および推定結合領域の組換えタンパク質の作製を試みたが、成功しなかった。LtxAの推定結合領域と培養細胞に発現させたリコンビナントCD11a, CD18分子の結合の解析を試みたが、CD18分子の発現がみられなかった。精製CD11a, CD18分子とLtxAとの結合を表面プラズモン共鳴分析装置を用いて解析すると、CD11a, CD18各分子とは結合が見られず、CD11a, CD18を混在させた状態で、LtxAとの結合が確認された。このことから、LtxAが結合する受容体形成において、CD11a, CD18の両者によって形成される受容体配列が重要であることが明らかになった。

自由記述の分野

口腔細菌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

CD11a, CD18のヘテロダイマーであるLFA-1へのLtxAの結合にはCD11a, CD18の両者が必要であり、ネイティブな立体構造により形成される受容体配列が必須であることが明らかになった。LtxAのLFA-1への正確な結合領域を決定しており、LtxAの阻害ペプチドを作製し、阻害効果についてBiacoreを用いて同様に解析することによりLtxAのLFA-1への結合領域を解明する。阻害を誘導できるペプチドがLtxAのコンポーネントワクチンになる。LtxAのLFA-1への結合について詳細に解析したことは、侵襲性歯周炎のワクチン開発へ向けて非常に重要な情報を提供するものである。

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公開日: 2024-01-30  

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