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2022 年度 研究成果報告書

口腔機能維持による健康寿命延伸のエビデンスの確立:2600人の9年間コホート研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18H02990
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

池邉 一典  大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (70273696)

研究分担者 増井 幸恵  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10415507)
松田 謙一  大阪大学, 大学院歯学研究科, 招へい教員 (80448109)
小川 泰治  大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (10543481)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード口腔機能 / 高齢者
研究成果の概要

地域在住高齢者において、口腔機能とサルコペニアとの関連について検討した結果、咬合力は、サルコペニア罹患に関連することが明らかとなった。また、臼歯部咬合支持と歩行速度の低下との関連について、傾向スコアマッチングを用いて縦断的に検討した結果、ベースライン時の臼歯部咬合支持の喪失は、3年間での歩行速度低下の発生を予測した。さらに、縦断的な分析を行い、咬合力ならびに舌圧に対する、性別、年齢、加齢、歯数の影響を検討した結果、咬合力は加齢による影響が少なく、舌圧は加齢による影響を受けやすい可能性が示された。

自由記述の分野

歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、咬合力がサルコペニアと関連することが明らかとなった。さらに、縦断的な分析により、臼歯部咬合支持を維持することが歩行速度の低下を予防しうることが明らかとなった。一方、咬合力は舌圧とは異なり、加齢による影響が少なく、性別や残存歯数と関連することが明らかとなった。すなわち、年を重ねたからといって咬合力が低下していくわけではなく、自身によるプラークコントロールを徹底することに加え、早期かつ継続的な歯科治療によって残存歯数を維持することができれば、咬合力を維持することができ、歩行速度低下やサルコペニアの予防につながると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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