研究分担者 |
奥井 達雄 岡山大学, 大学病院, 助教 (40610928)
國定 勇希 岡山大学, 大学病院, 医員 (10779416)
青山 絵理子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (10432650)
高畠 清文 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (70736537)
吉田 祥子 岡山大学, 大学病院, 医員 (00616047)
佐々木 朗 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00170663)
長塚 仁 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (70237535)
滝川 正春 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (20112063)
久保田 聡 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (90221936)
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研究実績の概要 |
口腔癌が骨髄へ浸潤すると顎骨の合併切除を必要とし,患者の咀嚼機能などのQOLならびに,生命予後が有意に低下する。従って癌の骨への浸潤,癌の骨内での増殖を抑制することは,臨床上極めて重要な課題である。これまでの研究から口腔癌による顎骨破壊は独立した予後因子であることが明らかとなってきた(Yoshida S, Shimo T, et al. The prognostic implications of bone invasion in gingival squamous cell carcinoma, Anticancer Res 38: 955-962, 2018)。Stage IV歯肉癌の顎骨切除標本におけるSonic Hedgehog(SHH)およびその受容体Patched,そのシグナル分子群は,正常口腔粘膜組織には発現しないが,癌顎骨破壊部における癌細胞に発現が亢進する。SHHシグナルにより誘導される関連因子群も同様に,癌骨破壊病巣における癌浸潤部に発現することがわかってきた。
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