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2022 年度 研究成果報告書

時間生物学的観点からみた口腔と全身状態の関連と疾病発症予防に向けたコホート研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03016
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関九州歯科大学

研究代表者

安細 敏弘  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (80244789)

研究分担者 片岡 正太  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (40808010)
細川 隆司  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (60211546)
正木 千尋  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (60397940)
角田 聡子  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (70364156)
岩崎 正則  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 専門副部長 (80584614)
福原 正代  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (90360057)
茂山 博代  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (20875554)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードシフト勤務 / 睡眠の質 / 食事パターン / 時計生物学 / 口腔と全身の健康
研究成果の概要

シフト勤務、社会的ジェットラグといった時計生物学的因子が口腔や全身の健康状態や心理状態に影響を及ぼすとされているが、そのメカニズムは明確になっていない。そこで、我々はバス運転手539名(平均47.9歳)を対象に口腔と全身的な健康状態の評価と質問紙調査を行った。その結果、咬合力が低い者は不眠傾向にあり、カルシウム、VD、VB2および小魚などの摂取量が低かった。主食の重ね食べの頻度が1日1食以上の者では、1日1食未満の者に比べて4mm以上の歯周ポケットを有する歯の数が有意に多かった。今後、睡眠の質と生活習慣病の発症の関連性について詳細な検討を進める予定である。

自由記述の分野

口腔衛生学・予防歯科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、わが国において喫緊の課題となっている労働者の働き方改革に向けた学術的なエビデンスを提供することにつながっていると考えている。口腔と全身の健康を保持増進させていくためには睡眠の質を良好に保つこと、咀嚼機能や咬合力を担保することでバランスの取れた栄養素摂取につながることが本研究で明らかになった。食事の取り方も重要であり、主食の重ね食べ(例えば、ご飯とラーメンのセットなど複数の炭水化物を一緒にとるパターン)は歯周病の病態に負の影響をもたらすことが明らかとなった。今後、HPやリーフレット作成などを通して労働者や地域住民に情報発信をしていく予定である。

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公開日: 2024-01-30  

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