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2021 年度 実績報告書

社会的潜在支援力の強化による環境病患者サポート体制の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18H03022
研究機関三重大学

研究代表者

今井 奈妙  三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (90331743)

研究分担者 種田 ゆかり  三重大学, 医学系研究科, 助教 (00444430)
福録 恵子  三重大学, 医学系研究科, 教授 (90363994)
船尾 浩貴  三重大学, 医学系研究科, 助教 (60804268)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード化学物質過敏症 / COVID-19感染症 / オンライン講義 / ゼンタングルメソッド
研究実績の概要

【調査】MCS患者会代表者を対象とした心理社会的健康状態の縦断的調査(QEESI,CHIEF,CIQ,SF36で構成された質問紙を使用)は、感染予防のためのアルコール類が多用される社会状況では、化学物質過敏症患者の日常生活行動を測定できないため、中断したままとなった。また、化学物質過敏症患者5名と訪問看護ステーションに勤務する看護師4名へのオンラインインタビューのデータを質的に分析した結果、患者側は、訪問看護を受けることを希望しているが、看護師自身(衣服や髪の毛など)から揮発する微量化学物質の曝露を避けたいために、その利用を躊躇していることが明らかになった。一方、看護師側は、化学物質過敏症患者の存在を認識していたが、患者側からの訪問要請が無いために、訪問の必要性を認識していないと考えられた。
【介入】研究代表者が、要望のあった患者宅へ出向き、ニュースキャンを用いた訪問看護を行った(のべ3回)。患者は、循環器系のストレス状態、ホルモンバランスの乱れ、気の滞り等と判断でき、毎回の周波数調整後には、「自覚症状が改善した」という言葉を聞くことが出来た。
オンラインによる患者会代表者らのミーティングは中断されたままとなったため、患者会代表者への看護サポートを行うことは出来なかった。
【教育】看護師2名を対象としたオンライン講義を、前期(4~7月)に5回開催した。また、研究代表者が、Zentangle Methodを教育できる認定講師の資格を取得し、化学物質過敏症患者の訪問看護時に用いることができるよう、看護師3名に対するセミナーを開催した(総計5回)。また、一般市民に対してセミナーを開催して効果を検証した。当該メソッドは、集中力とリラクゼーションの同時効果を期待できると言われているため、脳波測定を行ったが、その効果を示す顕著なデータを得ることは出来なかった。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 感染予防を最優先する社会の安全性:化学物質過敏症患者の視点から2021

    • 著者名/発表者名
      今井奈妙
    • 雑誌名

      アレルギーの臨床

      巻: 41(6) ページ: 50-53

  • [雑誌論文] 看護学の研究者による化学物質過敏症の考察-研究における障壁要因の報告の重要性-2021

    • 著者名/発表者名
      今井奈妙
    • 雑誌名

      アレルギーの臨床

      巻: 41 (14) ページ: 20-23

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公開日: 2022-12-28  

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