研究課題/領域番号 |
18H03054
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
牟礼 佳苗 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (90268491)
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研究分担者 |
下川 敏雄 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00402090)
上松 右二 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (90223502)
服部 園美 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (00438285)
宮井 信行 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (40295811)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 遺伝子型 / 動脈硬化 / 個別化予防 / バイオマーカー |
研究実績の概要 |
本研究は、地域住民コホートにおいて、個人の遺伝子やタンパク質などの情報を基に最適な予防法を提示して介入する「個別化予防・先制医療」の実現を最終目的とする。近年急速な増加が社会問題となっている要介護の原因である脳血管疾患や認知症、心疾患、糖尿病について、目的①として、共通発症基盤である酸化ストレス・血管内皮機能障害・インスリン抵抗性に関する鋭敏な予知マーカーを細胞外小胞を主ターゲットとして開発し、目的②として、遺伝子と食品(栄養素)との相互関連に着目し、遺伝子型により栄養素の効果が影響を受けるニュートリジェネティクス、栄養素により遺伝子発現が影響を受けるニュートリジェノミクスの概念を応用して予知マーカーとの関連を評価し、得られた結果を総合的に解 析し、目的③として、住民健診に適用できる遺伝子型パネルも合わせて開発し、個人に合った効果的な予防法を提示することで、個別化予防・先制医療の実現をめざした。 新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、追跡調査が行えない、海外生産の試薬が入手できない等の困難があり、2020年度については計画通りに研究を行えなかった。 当該年度の内容は2022年度に実施可能となり、追跡調査の実施や検体の収集、マーカーの測定、遺伝子型測定を行い、動脈硬化と酸化ストレスの関連について解析した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、追跡調査が行えない、海外生産の試薬が入手できない等の困難があり、2020年度については計画通りに研究を行えなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度に入って、追跡調査も実施でき、また2022年度末になって試薬も入手できたので、保管している検体のマーカー測定、また終了している遺伝子型の影響についても解明し、論文化していく。
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