研究課題/領域番号 |
18H03058
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 大阪大学 (2019-2022) 大阪医科大学 (2018) |
研究代表者 |
池原 賢代 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (70589465)
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研究分担者 |
磯 博康 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, グローバルヘルス政策研究センター長 (50223053)
植田 紀美子 関西大学, 人間健康学部, 教授 (60538081)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 子ども / 母親 / 血圧 / 肥満 / 尿中バイオマーカー |
研究成果の概要 |
母子の尿中バイオマーカーと高血圧・肥満との関連について横断・縦断分析を行った。横断研究において、母親では微量アルブミンと肥満並びに高血圧との正の関連、K/Cre、Mg/Cre、UN/Creと肥満との負の関連、K/Creと高血圧との負の関連を認めた。子どもでは、微量アルブミン、Mg/Creで肥満と負の関連が見られた。妊娠中の尿中バイオマーカーを用いた縦断研究では、母親について、Na/Cre、K/Cre、UN/Cre、Mg/Creと肥満発症リスクとの負の関連、微量アルブミンと高血圧発症リスクとの正の関連が見られた。
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自由記述の分野 |
疫学、公衆衛生学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、一般集団の母親及び子どもを対象として尿中バイオマーカーと肥満及び高血圧との関連を横断的・縦断的に分析を行った。肥満の促進因子として、母親で尿中微量アルブミン、肥満の抑制因子として、母親ではNa/Cre、K/Cre、Mg/Cre、UN/Cre、子どもではMg/Cre、微量アルブミンが認められた。高血圧の促進因子として、母親で微量アルブミン、抑制因子としてK/Creが見出された。本研究結果は、母親及び小児の生活習慣病予防に関する健康教育への利用が期待できる。
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