研究課題/領域番号 |
18H03059
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
玉置 淳子 大阪医科大学, 医学部, 教授 (90326356)
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研究分担者 |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
藤田 裕規 近畿大学, 医学部, 講師 (10330797)
千葉 康敬 近畿大学, 医学部附属病院, 准教授 (80362474)
池原 賢代 大阪医科大学, 医学部, 講師 (70589465)
神谷 訓康 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90780073)
新田 明美 大阪医科大学, 医学部, 助教 (00737744)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 骨粗鬆症 / 脳心血管疾患 / コホート研究 / 地域在住男性高齢者 |
研究実績の概要 |
FORMEN研究10年次追跡調査を2018年11月、2019年2-3月に実施した。追跡調査受診者577人(11月318人、2-3月259人)の追跡時データを得た。以下の具体的な追跡時収集し得たデータを示す。 脳心血管疾患発生の把握及び動脈硬化指標の測定 現病歴及び問診票を用いて脳卒中発症候補者を把握した。動脈硬化指標としては、頸動脈内膜中膜複合体厚(IMT)値を測定し、プラークの性状を評価した。同一検者による測定を実施し、すべての画像について申請者が確認し、適宜画像上の再測定を行い測定値を確定した。上腕足関節脈波伝播速度(PWV)・足関節上腕血圧比(ABI)の測定についても同一検者による測定を実施した。 症候的骨折の把握 症候的骨折は「痛みを伴い、医療 機関でX線撮影を受けて医師によって診断された骨折」として質問票による回答を専任のスタッフが確認・補完した。 胸腰椎のデジタル画像撮影と椎体骨折の診断 Hologic社QDR4500A車載型を用い、単一エネルギーX線吸収法にて胸腰椎側面のデジタル画像撮影を行い、現有のHologic社製骨形態計測ソフトウェアを使用し椎体高を測定した。 古典的循環器疾患リスク要因の把握 古典的循環器疾患リスク要因の把握については、身長・体重・腹囲、血圧の測定、生化学的血液検査、問診票による喫煙、飲酒習慣に関する情報収集を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
これまで2018年2-3月に実施した10年次追跡予備調査を含め2018年度の10年次追跡調査を受診し動脈硬化指標を測定し得た対象者数は748名である。既にFORMEN studyの対象地域での調査を終えたものの、当初の見込みよりも受診者数が少なかった。そこでFORMEN studyのベースライン時調査を受診した2012人中、現在者約1500名の約6~7割となる900名~1000名の10年次追跡調査受診者数を獲得目標数として、2019年度再度同対象地域で追跡調査を実施することとした。
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今後の研究の推進方策 |
10年次追跡調査を受診しなかった対象者に調査を実施すべく、再度、奈良市にて2019年8月26日~9月14日の期間に調査を実施する。また、橿原市においても同様に2019年12月11日~12月22日、2020年1月10日~19日の期間で調査を実施する。必要な対象者数を確保するため、橿原市においては新規の65歳以上で独歩可能な地域在住男性を対象者として募集し、橿原市における10年次追跡調査時に併せて調査を行なう。
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