• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

出生コホート研究による大気汚染が小児期の喘息・アレルギー発症に及ぼす影響の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H03060
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

島 正之  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (40226197)

研究分担者 大谷 成人  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10561772)
余田 佳子  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (80748434)
澤木 潤子  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60441268)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード大気汚染 / 微小粒子状物質 / 粗大粒子 / 喘息 / 気道炎症 / エンドトキシン / 生活環境 / 出生コホート研究
研究成果の概要

胎児期及び出生後早期の大気汚染及び屋内環境因子への曝露が小児の気道炎症に及ぼす影響を評価することを目的とした。出生コホート調査に参加している子どもを対象に、6歳の時に呼気一酸化窒素濃度(FeNO)を測定して気道炎症を客観的に評価し、関連要因を調整した上で大気中微小粒子状物質(PM2.5)濃度や屋内環境との関連を検討した。
妊娠初期及び妊娠全期間におけるPM2.5曝露濃度が高いとFeNO値は有意に高かったが、その他の期間におけるPM2.5濃度との関連は認められなかった。また、家屋内ハウスダスト中ヤケヒョウヒダニへの曝露によってもFeNOは有意に増加することが示された。

自由記述の分野

環境疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

諸外国では、これまでに妊娠中及び出生早期の微小粒子状物質(PM2.5)等の大気汚染物質への曝露が小児のぜん息等に影響を与えることが報告されているが、客観的な指標を用いて評価した研究は少ない。本研究では、呼気一酸化窒素濃度を用いて客観的に評価した6歳児の気道炎症が、妊娠中のPM2.5への曝露と関連していることを示し、妊娠中の大気汚染の影響が示唆された。また、ハウスダスト中のヤケヒョウヒダニとの関連も示されたことから、屋内環境の改善が必要であると考えられた。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi