研究課題/領域番号 |
18H03074
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研究機関 | 東都大学 |
研究代表者 |
太田 勝正 東都大学, 沼津ヒューマンケア学部, 教授 (60194156)
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研究分担者 |
八尋 道子 佐久大学, 看護学部, 教授 (10326100)
滝沢 美世志 名古屋学芸大学, 看護学部, 講師 (20736269)
夏目 美貴子 中部大学, 生命健康科学部, 講師 (60434578)
山田 聡子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (80285238)
前田 樹海 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (80291574)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 道徳的感受性 / 看護学生 / 看護教育 / 倫理的問題 |
研究実績の概要 |
新型コロナウイルス蔓延による研究上の大きな制約を受ける中で最終年度を迎え、できる限りの研究活動を行った。主な研究活動は、(1)看護学生の道徳的感受性評価方法の検討、(2)前年度までの研究によって効果的だと分かった授業法の実際の授業への取り入れとその効果の検討、(3)科研研究の成果および今後の道徳的感受性育成のための教育に役立つと考えられる従来の研究成果の公開、ならびに教育法の改善に取り組んだ看護教育者との情報交換のためのwebプラットフォームの構築の3つである。 (1)については、現時点で看護学生の道徳的感受性を十分な信頼性と妥当性を持って評価できる唯一の尺度である「道徳的感受性質問紙学生版第2版:MSQ-ST2」の再現性の確認ならびに授業や臨地実習による影響の確認である。授業・臨地実習による影響については年度末の調査結果が含まれるため現時点でまだ解析中であるが、MSQ-ST2の尺度としての再現性、とくに新入生への利用可能性については入学後3ヶ月程度を経過した段階(看護学についての学びが少しではあるが進んだ段階)にならないと尺度としての再現性に問題があることが明らかになった。(2)については、講義の中に看護倫理に関する事例の動画教材を取り入れ、さらに、その事例についてグループワークにより意見交換することで道徳的感受性が向上することが先行研究で示されているが、コロナ禍で授業そのものがオンラインで行われた場合にはその効果が十分には得られないこと、つまり道徳的感受性の育成には学生同士の対面による意見交換が重要であることが示唆された。(3)については、MSQ-ST2尺度をはじめ、研究者らが今までに開発した尺度の利用促進を図り、かつ、看護倫理教育に関心を持つ看護教育者との情報交換を図るためのweb上のプラットフォームを構築し、現在、その公開準備を進めている。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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