研究課題/領域番号 |
18H03081
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
森 恵子 岡山大学, 保健学域, 教授 (70325091)
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研究分担者 |
雄西 智恵美 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (00134354)
竹内 裕也 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20265838)
本家 淳子 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (20824981)
白川 靖博 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (60379774)
秋元 典子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (90290478)
片山 はるみ 浜松医科大学, 医学部, 教授 (90412345)
末田 朋美 岡山大学, 保健学域, 助教 (90553983)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 食道がん / 術後長期サバイバー |
研究実績の概要 |
本研究の全体構想は、胸部食道がん術後長期サバイバーの日常生活上の困難の実態とQOLとの関連について明らかにし、胸部食道がん術後長期サバイバーに対する日常生活支援看護モデルを構築することである。本研究における術後長期サバイバーとは、胸部食道がんの標準治療である頸部・胸部・腹部の3 領域リンパ節郭清術を伴う食道切除術を受け、術後5年以上経過している者をいう。なお、再発・転移の有無は問わないこととする。言語的コミュニケーションに問題のない、胸部食道がんのために食道切除術を受け、術後5年以上経過している、研究への参加に同意の得られた患者に対して、研究者が作成したインタビューガイドをもとに、3名の対象者に半構造化面接を実施した。 面接内容の逐語録を作成し、内容分析の手法を用いて個別分析を行なった。新型コロナ感染症の影響、加えて、対象者は高齢であること等により、対象者から研究への参加同意が得られにくい状況であり、現在も研究対象候補者を選定中である。10名を目標に研究対象者の面接を実施し、個別分析を継続し、全体分析を実施した上で、分析結果を用いて、胸部食道がん術後長期サバイバーの生活上の困難の実態をもとに、胸部食道がん術後長期サバイバーの生活上の困難に関する質問票を作成するとともに、胸部食道がん術後長期サバイバーの日常生活上の困難の実態を明らかにし、その結果をもとに、胸部食道がん術後長期サバイバーに対する日常生活支援看護モデルの構築を行う計画であったが、面接実施目標数の10名の対象者を得られていない。対象者への面接が実施できない期間は、食道がん術後患者のQOLの変化、食道がん術後患者のQOLに影響を与える要因について文献検討により明らかにした。また、食道切除術を受ける食道がん患者における携帯型フィットネス機器の有効性について発表を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究における研究対象者は概ね70歳代以上の、糖尿病、高血圧等の合併疾患を持つ高齢者であり、新型コロナ感染症の影響から、研究への参加について了解が得られにくい状況が続いたため。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナ感染症の新規感染者数の推移を見守りながら、胸部食道がん術後長期サバイバーの日常生活上の困難の実態について、10名を目標に、半構造化面接を行い、個別分析、全体分析を経て、胸部食道がん術後長期サバイバーの日常生活上の困難の実態を明らかにした上で、胸部食道がん術後長期サバイバーの生活上の困難に関する質問票を作成するとともに、胸部食道がん術後長期サバイバーに対する日常生活支援看護モデルの構築を行なっていく予定である。
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