研究課題/領域番号 |
18H03084
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
川崎 優子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (30364045)
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研究分担者 |
内布 敦子 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (20232861)
平井 啓 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 准教授 (70294014)
木澤 義之 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (80289181)
新居 学 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (80336833)
清原 花 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (80876821)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | がん看護 / 行動意思決定 / 情報機器・知能機器システム |
研究成果の概要 |
本研究は、がん患者の個別の意思決定構造に応じた情報提供システムに繋がる「がん患者の価値観を可視化するアプリ」を開発することを目的とした。 がん患者の治療選択に関わる意思決定構造としては、医療従事者からの説明に対する認識、イメージが意思決定の質へ影響を与える様相が明らかとなった。がん治療に対する意識は3層に分類できた。医療従事者の意思決定支援におけるスクリーニング実施率は34%、、多職種で連携して意思決定支援に積極的に関わっている者は半数程度、患者・家族の意思や価値観を十分に尊重していない様相がみられた。これらをもとに、がん患者の価値観を可視化するアプリを開発し、ユーザビリティ評価を実施した。
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自由記述の分野 |
がん看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Shared decision makingの概念をもとにがん患者の意思決定支援を行うとき、inter-professional approachの視点から患者の意思決定構造に影響を与えている要因を構造化し、その構造に応じた情報提供をすることができれば、患者の決定の質がさらに向上することが予測できる。 本研究では、がん患者の意思決定に関わる価値観や選択を左右するバイアスを構造化し、個別の情報提供システムに繋がる「価値観を可視化するアプリ」を開発した。これは、がん医療情報が多様化しWeb情報へのアクセシビリティが高まる現状に即した意思決定支援システムのひとつとして、臨床応用の可能性がある。
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