研究課題/領域番号 |
18H03109
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研究機関 | 中京学院大学 |
研究代表者 |
梶田 悦子 中京学院大学, 看護学部, 教授 (50135373)
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研究分担者 |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
中谷 芳美 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (90217753)
玉置 淳子 大阪医科大学, 医学部, 教授 (90326356)
濱田 昌実 中京学院大学, 看護学部, 講師 (70826552)
神谷 真有美 中京学院大学, 看護学部, 教授 (90828518)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 男性骨粗鬆症 / 追跡調査 / 看護モデル |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、地域在住の日本人男性において要介護高齢者の原因となる骨折や骨粗鬆症、心・脳血管系疾患等の発生を抑制する生活要因や身体要因を、疫学との協働による10年間の長期追跡研究によって包括的に明らかにし、保健師が行う保健指導のためのエビデンスを創出し、それに基づく保健師のための公衆衛生看護モデルと保健指導指針を策定することである。 本年度は、奈良県奈良市、橿原市、香芝市で、平成19-20年から追跡されている地域在住男性1167人(死亡、入所等は除外)を対象として、10年後の長期追跡研究により男性骨粗鬆症・脳血管性疾患等生活習慣病の因子を測定した。具体的な測定項目は、1)身体計測・運動能力:身長、体重、体脂肪率、筋力(握力)、歩行とバランス能力測定。2)動脈硬化の測定:側頸動脈の動脈硬化病変の測定。3)骨密度測定と椎体骨折の把握。4)生活状況、QOL、自己効力感についての面接調査:過去10年間の生活状況の比較が出来るように、baseline時とほぼ同様の内容を聞き取った。調査項目は生活習慣病の既往歴と家族歴、骨折歴、健康習慣、運動習慣、身体活動、過去の内服状況等。QOLは妥当性・信頼性が確認されているSF-36を用いて調査した。5)栄養摂取、食事状況:生活状況調査同様、過去の調査と比較性が保てるようbaseline時に使用した調査票を用い詳細に聴取した。 地区別対象者数と受診者数(率は)、以下の通りであった。奈良市対象者数356人、受診者数(率)は、146人(41%)、橿原市対象者数720人、受診者数(率)318人(44%)、香芝市対象者数91人、受診者数(率)は25人(27%)であり、全対象では対象者1167人、受診者数(率)は489人(42%)であった。調査は2018年11月~2019年3月に行い、データベース構築中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
3地域の調査は順調に進捗したが、受診率が低かった。
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今後の研究の推進方策 |
初年度調査の受診率が低い傾向にあったので、次年度は同一地域で受診者を募り、受診率向上を目指す。
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