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2021 年度 研究成果報告書

広帯域誘電分光法を用いた定位的時期特異的物理療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03128
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

青山 朋樹  京都大学, 医学研究科, 教授 (90378886)

研究分担者 新屋敷 直木  東海大学, 理学部, 教授 (00266363)
池口 良輔  京都大学, 医学研究科, 准教授 (80437201)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード物理療法 / 電気刺激 / 神経再生
研究成果の概要

末梢神経障害に対する物理刺激を考える際に、分子レベルで引きおこされる物理現象としては、組織を構成するタンパク質や水分含有量によって励起条件は規定される。神経再生における各ステップで構成されるタンパク質、水分含有量は異なり、励起される物理条件も異なる。広帯域誘電分光法は広帯域刺激条件でタンパク質と水の分子運動をハイスループット観察可能な方法である。広帯域誘電分光法をスクリーニング法として用い、神経再生モデルで検証することで、神経再生の各ステップにおける物理刺激法のスクリーニングを行い、100 Hz~10 kHzの間の周波数域で神経再生に有用な応答がある可能性が示唆された。

自由記述の分野

リハビリテーション医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで電気治療をはじめとする物理療法は、教科書に記載されているような組織深度を基準に、経験的にその刺激条件の検証が行われてきた。治癒を促す組織の再生の程度や時期によって、その条件は変化するものであるが、そのような視点ではこれまで検証されてこなかった。すなわち今回のテーマである末梢神経障害の病態に沿って検証された結果ではないことから良好とは言えない臨床結果を示している。本申請においては細胞や組織を、水分子含んだタンパク集合体と捉え、そのタンパク集合体の時期、組成に応じた刺激条件を検証するといった手法であり、病理的なロジックモデルに即した再生促進条件を検証するものである。

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公開日: 2023-01-30  

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