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2020 年度 研究成果報告書

運動の認知機能に及ぼす効果におけるパラドックスの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03156
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関東洋大学

研究代表者

小河 繁彦  東洋大学, 理工学部, 教授 (80553841)

研究分担者 橋本 健志  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70511608)
家光 素行  立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90375460)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード高強度運動 / 脳血流 / 認知機能 / 活性酸素 / 内皮機能
研究成果の概要

本申請研究では、この運動の認知機能亢進に関するパラドックスを明らかにするために3つの課題に取り組み重要な知見を得た。脳血流量自体は、認知機能においての関連性は示されていないが、脳循環調節機能においては関連する場合がある。さらに活性酸素の増加は、血液脳関門等に悪影響を及ぼすが、認知機能への影響について明らかにするためにはさらなる検証が必要である。運動による脳血管へのシェアレイトが認知機能決定の重要なファクターであり、運動様式により異なることが明らかとなり、認知機能改善と脳血管内皮機能の関連性が示唆された。本申請研究で得られた結果は現在まで46編の原著論文として英生理学系雑誌に行った。

自由記述の分野

循環生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本申請研究の目的は、運動における認知症予防のためのエビデンスを得るため、先行研究で示された“高強度運動による認知機能の改善”と“高強度運動による生理応答による認知機能低下のリスク増加”というパラドックスを解明することであった。体循環・脳循環調節、脳代謝・脳神経活動、脳機能等の関連性を系統立て、脳血流、脳循環調節機能、活性酸素が運動中にどの様に脳代謝・脳神経活動に影響するかを明らかにし、各研究領域での知見に新たな生理学的意義を見出した。さらに、これらの新しい知見は、加齢等による脳機能(認知機能)低下を抑制する方法の確立に貢献し、認知症予防の適切な運動処方構築のための一助となることが期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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