研究課題
糖尿病患者でのアルツハイマー型認知症発症リスクが高いことが知られている。しかし、その原因は未だ不明である。我々は糖尿病において間質液 pH が低下することを見出し、さらには間質液 pH 低下がインスリン抵抗性発症の成因であることを世界に先駆けて報告し、さらにはアルツハイマー型認知症の原因物質と考えられている神経毒性を有しているアミロイドベータ蓄積が間質液 pH 低下により促進される可能性を見出した。【研究仮説】 A) 糖尿病での脳を含む間質液 pH 低下によりアミロイドプレカーサープロテインよりアミロイドベータを生成する酵素 β セクレターゼ活性および γ セクレターゼの酵素活性および発現量が増大し、アミロイドベータ分解酵素であるネプリライシンの酵素活性および発現量が低下することにより、糖尿病において脳内に線維化アミロイドベータ蓄積が増大する。B) ウメ食品を代表とした弱酸カルボン酸(カルボキシル基)含有食品摂取を通じて間質液 pH が正常に保持されることにより、インスリンの受容体への結合親和性を増大させ、その結果 インスリン抵抗性発症・血糖値上昇・アミロイドベータ蓄積の予防をもたらすことが可能となる。【研究目的】 1) 上記仮説を動物において証明する。2) 間質液 pHを正常に制御し得る食品選定の選定を行なう。3) 選定された食品の摂取習慣を WHO をも介して 広く社会・世界に普及させる。
2: おおむね順調に進展している
糖尿病(DM)患者でのアルツハイマー型認知症(AD)発症リスクが高いことが知られているが、その原因は未だ不明である。我々はDMにおいて間質液pHが低下することを見出し、間質液pH低下がインスリン抵抗性発症の成因であることを世界に先駆けて報告し、更にはADの原因物質と考えられているアミロイドベータ(Aβ)蓄積が間質液pH低下により促進される可能性を見出した。【研究仮説】 A) DMでの脳を含む間質液pH低下によりAβ生成酵素β セクレターゼ活性・γセクレターゼ活性・発現量増大、Aβ分解酵素ネプリライシン活性・発現量低下し、DMでの脳における線維化Aβ蓄積が増大する。B) ウメ食品を代表とした弱酸カルボン酸含有食品摂取で間質液pHが正常に保持されることにより、血糖値上昇・インスリン抵抗性発症・Aβ蓄積の予防をもたらすことが可能となる。【研究目的】 1) 上記仮説を動物において証明した。このことにより、本研究は概ね順調に進んでいると考えられる。
【研究仮説】 A) DMでの脳を含む間質液pH低下によりAβ生成酵素β セクレターゼ活性・γセクレターゼ活性・発現量増大、Aβ分解酵素ネプリライシン活性・発現量低下し、DMでの脳における線維化Aβ蓄積が増大する。B) ウメ食品を代表とした弱酸カルボン酸含有食品摂取で間質液pHが正常に保持されることにより、血糖値上昇・インスリン抵抗性発症・Aβ蓄積の予防をもたらすことが可能となる。この研究仮説を証明するため下記研究目標を達成するために実験を行う。2) 間質液pHを正常に制御し得る食品選定の選定を行なう。3) 選定された食品の摂取習慣をWHOをも介して広く社会・世界に普及させる。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 4件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 10件、 招待講演 3件)
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