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2022 年度 研究成果報告書

二重標識水法を活用した料理ベースICT食事調査システムの精度の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03199
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関麻布大学

研究代表者

石原 淳子  麻布大学, 生命・環境科学部, 教授 (30415509)

研究分担者 丸山 広達  愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (20627096)
高田 和子  東京農業大学, 応用生物科学部, 教授 (80202951)
高地 リベカ  奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (60413085)
澤田 典絵  国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 室長 (00446551)
井上 真奈美  国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 部長 (70250248)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード食事評価 / 疫学 / 公衆衛生
研究成果の概要

先行研究において開発したWeb食事調査システムを用いて、24時間思い出し法(Web24HR)による摂取量推定を行い、その妥当性について、食物摂取頻度調査票(FFQ)を用いた場合の妥当性と比較することを目的とした。ボランティア43名を対象とし、年間通して16日のWeb24HR、および2回のFFQによる食事調査を行った。比較基準は二重標識水法を用いたエネルギー消費量をエネルギーの、24時間畜尿法を用いたたんぱく質、ナトリウム、カリウム排泄量を各栄養素の生体指標として用いた。その結果、男女別に過大または過小評価の特徴があるものの、一部を除きWeb24HRはFFQと同程度の相対的な妥当性が確認された。

自由記述の分野

栄養疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

食事の評価は栄養教育の実践現場から公衆衛生施策に至る分野において重要である。24時間思い出し法は食事の変容を回避出来るため、欧米の研究において多用され、近年では情報通信技術の発達と普及により、遠隔調査の発展が顕著である。一方、日本人の食事は、複数の食材を組み合わせた複合料理が多いことから、対象者の記憶による目安量から量的な推定を行うことが困難である。
新たな食事調査法を開発し、科学的妥当性検証することは、食を通じた国民の疾病予防・健康増進対策に大きく役立つ。また、欧米に遅れることなく研究を推進でき、類似した食事形態をもつアジア諸国での研究においても先駆的なモデル手法となる可能性が高い。

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公開日: 2024-01-30  

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