生産性の高いGPGPU向けプログラミング言語処理の構築に向けて以下の成果を得た。まずオブジェクト指向プログラミングをGPU上で行う際に大きな障害となっていた動的なメモリ割り当てについて新しい管理手法を提案しC++領域特化言語DynaSOArとして実現し、これまでのメモリ管理ライブラリと比べて同程度の割り当て速度を保ちつつ連続性の高い割り当てができ、アプリケーションプログラムを大きく高速化できるものを得た。この成果を発展させ、継承機構、モジュール化機構、動的コンパイルなどのより高度なオブジェクト指向言語機能に接続する研究も行った。
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