研究課題/領域番号 |
18H03228
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
藤波 香織 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10409633)
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研究分担者 |
中島 達夫 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10251977)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 携帯機器所持位置認識 / 行動認識 / コンテキストアウェアネス / スマートフォン / 能動学習 / 機械学習 / 加速度センサ |
研究成果の概要 |
本研究はスマートフォンに代表される携帯機器を所持する際の自由度を上げることを目的とした.その中で,1)分類器の2階層化とアンサンブル分類器構成により多様な行動の最中における高精度な所持位置認識,2)新規性検出とクラスタリング技術の利用によるユーザの手に渡った後でそのユーザ独自の所持位置を認識対象に追加する仕組み,3)既存の分類器と新規ユーザとの相性を用いて分類器を選択したのちに能動学習によりユーザ自身が認識器を強化する仕組み等を考案して有効性を明らかにした.
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自由記述の分野 |
ユビキタスコンピューティング
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,ズボンや上着のポケット,鞄の中など様々な場所での持ち運びを許容しながらも,内蔵されたセンサからのデータの利用や,振動や音で情報を伝達するアプリケーションの動作に影響を与えないようにするための「所持位置推定システム」の実現に繋がる.特に,従来からの課題であった歩行時以外の様々な行動の最中の認識と,利用者の携帯機器利用パターンに合わせた認識対象の追加が可能になるため,所持位置適応型システムの日常生活の中での適用範囲が広がると考えられる.
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