研究課題/領域番号 |
18H03229
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
|
研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
田原 康之 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (30390602)
|
研究分担者 |
清 雄一 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (20700157)
鄭 顕志 早稲田大学, 理工学術院, 准教授(任期付) (40434295)
中川 博之 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (40508834)
石川 冬樹 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 准教授 (50455193)
一色 正男 神奈川工科大学, 創造工学部, 教授 (90567364)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 自己適応システム / IoT / 自律協調システム / 形式検証 / セキュリティ・プライバシ |
研究成果の概要 |
本研究の成果は次の通りである:(1) 個々の機器が検知できない環境変化に対し,他の機器が環境変化の有無をそれらの機器が慎重に相談し合った上で気づくための協調手法の開発,(2) 機器単体では対応できない環境変化に対し,協調して適応する手法の開発,(3) 形式検証を適用することにより,協調動作が正しく機能するかどうかを検証する手法の開発,(4) 協調動作を行う自己適応機構によるものも含め,IoT システムにおけるプライバシ侵害を防止する仕組みの開発,および (5) (1)~(4)の各機構・手法を統合した,IoT向け自律協調自己適応ミドルウェアとアプリケーションの開発および実験・評価である.
|
自由記述の分野 |
ソフトウェア工学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己適応機構の自律分散的な協調手法は多数提案されている.しかしそれらの手法は個々の機器単体の自己適応機構だけでは検出できない環境変化への対応などといった課題に対応していない.一方本研究はこれらの課題に対応し,さらに協調動作の正しさの検証をも実現する.これにより医療や交通と言った可用性が人命に関わる重要な要求となる分野にも自己適応技術の適用が可能となり,多くのシステムの保守運用コストの大幅な軽減が見込まれ,その結果情報技術のますますの発展につながるものと考えられる.
|