研究実績の概要 |
本研究では、ビットコインやその亜種、ブロックチェーンなど暗号アルゴズムを利用した仮想通貨や契約サービスシステムの寿命を、アルゴリズムの危殆化を基準に評価した。また、匿名性と個人情報の関連結性も、分散計算プロトコルの解析に基づき、理論的に評価した。さらに、基盤アルゴリズムやプトロコルの修正による、安全性や匿名性の強化も研究した。 特に最も普及し注目されているビットコインの暗号理論に基づく計算機科学的な寿命評価が最重要課題であり、さらに挑戦的課題として、その延命手段として、耐量子仮想通貨の可能性も研究した。 (1) 当初の計画通りに,研究課題を推し進めた. 特に最終年度あることを意識し,今後の課題も整理した. (2)ハッシュ関数を使ったマイニング時間の小分散化は,より効果的な構成法も検討した. (3)国内の研究会やシンポジウムで積極的に成果を発表した。国際会議へはもonlineではあるが積極的参加し,この分野の研究者とのより一層の連携を図った. (4) 最新研究の主題が仮想通貨からデジタル通貨、さらにはNFT(Non-Fungilbe Token)へと移りつつあることを認識し、今後の課題を整理した。
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