研究課題/領域番号 |
18H03253
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
青木 孝文 東北大学, 情報科学研究科, 教授 (80241529)
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研究分担者 |
本間 尚文 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (00343062)
伊藤 康一 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (70400299)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 画像,文章,音声等認識 / ディジタル信号処理 / 画像照合 / 位相限定相関法 / 計算機システム |
研究実績の概要 |
本年度は,以下の3項目について研究を実施した. 1. 5つの基本アルゴリズムとして,(A) 多次元信号から多重解像度表現された局所位相特徴を抽出するアルゴリズム,(B) 局所位相特徴に基づいて多次元信号の超解像対応付けを行うアルゴリズム,(C) 局所位相特徴に基づいて多次元信号の類似度を評価するアルゴリズム,(D) Convolutional Sparse Coding (CSC) により局所位相特徴を符号化するアルゴリズム,(E) 符号化された局所位相特徴を用いて位相限定相関関数を高速計算するアルゴリズムを検討した.標準的な画像データベースを用いた基礎的な画像対応付けに関する実験を通して,検討した各基本アルゴリズムの性能を評価した. 2. 項目1で検討した基本アルゴリズムの基本ライブラリの開発およびメニーコア実装を検討した.MATLABスクリプトに基づいた基本ライブラリの構築を行い,一部,C言語による基本ライブラリの構築を行った.また,マルチコアCPUやGPUなどを対象として高速に処理させるためにOpenCLに基づいた並列実装を検討した. 3.項目1で検討した 基本アルゴリズムを用いた戦略的応用研究として,①生体認証「モダリティに依存しない汎用生体画像照合による高信頼個人認証技術」,②多視点ステレオ「極めて高いロバスト性を有する多視点ステレオ画像計測技術」,③レーダグラメトリ「航空機搭載合成開口レーダ(SAR)向け高精度画像計測技術」,④医用画像解析「超音波画像,MRI画像を含む医療用多次元画像の高精度解析技術」に関して基礎検討を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画時に予定している通りに進んでいる.次年度についても,当初の研究計画通りに進めて問題ないことを研究参画者の間で確認している.
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今後の研究の推進方策 |
今年度は,基本アルゴリズムの検討と基礎的な性能評価実験を行い,各種応用への適用を検討してきた.次年度は,各種応用において性能評価を行うとともに,その結果をフィードバックして,基本アルゴリズムの高性能化を図る予定である.
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