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2022 年度 研究成果報告書

テンソルスパース表現による多時相CT画像の時空間特徴抽出と肝腫瘍性病変の診断支援

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03267
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分61010:知覚情報処理関連
研究機関立命館大学

研究代表者

陳 延偉  立命館大学, 情報理工学部, 教授 (60236841)

研究分担者 岩本 祐太郎  立命館大学, 情報理工学部, 助教 (30779054)
韓 先花  山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (60469195)
古川 顕  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (80199421)
金崎 周造  滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90464180)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードテンソルスパース表現法 / 多時相C T画像 / 肝腫瘍性病変 / 時空間特徴抽出 / 類似症例検索 / パイロット試験
研究成果の概要

本研究は、多時相CT画像に基づく肝腫瘍性病変症例検索システムの開発を目的とする。多時相CTの時相間の共起関係を表現するために、多時相CT画像のような多元データを一つのテンソルとして統一的に扱えるテンソルベーススパース表現法(TSC)を開発し、多時相CT画像から効率の良い時空間特徴抽出するフレームワークを開発した。また、TSCにより、多時相CT画像を用いた肝腫瘍性病変類似症例の診断精度を90%以上に向上させた。さらに、医師が使いやすいように検索システムを開発し、その有効性の検証について計算機実験に加えて、医師によるパイロット試験も行った。

自由記述の分野

知的画像処理、計算機支援診断、機械学習

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は以下の4点である;①多重線形代数の枠組でテンソルベーススパース表現法を理論的に開発した;②多時相CT画像を一つのテンソルとして取り扱い、テンソルスパース表現法によって時相間の共起を考慮した時空間特徴抽出法を開発した;③世界初肝腫瘍多時相CT画像データベースを構築した;④提案法の有効性の検証に、従来の計算機実験だけではなく医師によるパイロット試験も実施した。また、本研究提案法の確立により、がんをはじめとする様々な疾患の診断精度が向上し、患者の生存率の向上に寄与できることから、社会的な効果は極めて大きい。

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公開日: 2024-01-30  

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