研究課題
Upstream Open Reading Frame (uORF)は、AUG以外の開始コドンから翻訳が始まる非AUG開始型uORFが存在する。そのような非AUG開始型uORFの中で翻訳アレストを起こすものを同定するために、ESUCAパイプラインを改変して進化的に保存された配列を持つ非AUG開始型uORFを動植物のゲノムから探索した。その結果、そのような非AUG開始型uORFが14個同定された。それらの中から、主要ORFの翻訳制御に関与するものを一過的発現解析により4個同定した。また、胃がん発症機構解明のため、本年度は、高度遺伝子増幅領域内の遺伝子発現がプロモーターのメチル化と関連しているか、メチロームデータとの3層オミクス統合解析を行い、遺伝子の発現量とメチル化の間に、強い相関があることを見出した。遺伝子増幅に伴って過剰発現する遺伝子にはGATA6のような新たながん遺伝子が多く、発現が低下している遺伝子にはGSDMAのようながん抑制遺伝子が含まれていた。これらにより、3層オミクス統合解析によって、腹膜転移性胃がんの増幅遺伝子の全体像が明らかになった。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 4件、 査読あり 11件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (17件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)
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