研究課題
本研究は、MerCに代表される水銀耐性菌由来の有害金属輸送体をモデル植物シロイヌナズナに発現させ,細胞型特異性と細胞内局在を制御することで,有害金属により汚染された土壌・水環境を修復するファイトレメディエーション技術の効率化を目指すものである。まず,根の表皮細胞あるいは内皮細胞の細胞膜特異的にMerC輸送体を発現するシロイヌナズナの水銀蓄積性を解析した。これらの形質転換系統では地上部への水銀蓄積性が向上しており,その効果は35Sプロモーターを用いたユビキタスなMerC発現系と同程度であった。さらに,Mer輸送体の多重発現カセットを1つのベクターで導入するためのプラスミド系を構築した。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Frontiers in Plant Science
巻: 11 ページ: 503(1-17)
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FEMS Microbiology Letters
巻: 367 ページ: fnaa177(1-6)
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