• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

植民地期朝鮮における女教師の生成と役割に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H03437
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関筑波大学

研究代表者

朴 宣美  筑波大学, 人文社会系, 准教授 (80455914)

研究分担者 國分 麻里  筑波大学, 人間系, 准教授 (10566003)
古川 宣子  大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (20307143)
李 正連  東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (60447810)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード女子教育史 / 社会教育史 / ジェンダー史 / 女性宣教師 / 日本人女教師 / 朝鮮人女教師 / 植民地教育史
研究成果の概要

今回の研究を通して、19世紀末から植民地期を通して活動した、欧米からの女教師(主にキリスト教プロテスタント教派からの女性宣教師)、日本人女教師、朝鮮人女教師という三部類の女教師について明らかにすることができた。
まず、女教師の実態をはじめ、彼女たちを送り出した欧米や日本における女子教育の状況について分析した。女教師たちが残した手紙、報告書、雑誌記事などを分析して、彼女たちの女子教育観を明らかにした。慶尚道で欧米女性によって設置された女子学校を中心に女子生徒の意識や卒業生の活動について明らかにした。最後に朝鮮人女教師は学校を超え、地域社会で行った活動などについて明らかにした。

自由記述の分野

近現代日韓文化文化交流史

研究成果の学術的意義や社会的意義

朝鮮の女教師に関しては断片的な研究しかない中、本研究は、三部類の女教師(欧米女性、日本人女性、朝鮮人女性)の実態と役割について明らかにした。また、19世紀前半から欧米で普及した女子教育によって養成された欧米女性が朝鮮などアジアで女子教育を実施し、女教師を養成した歴史を通して、一国内の研究で女教師の成立を明らかにする従来の主な研究のスタイルから脱皮し、欧米とアジア、日本とアジアという視野からその生成と役割を分析した。
近現代の女性の生活と意識は、女子教育の普及の結果であることから、社会にむけ女子教育や女教師の歴史について知識を広め、理解を深めることにその社会的意義がある。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi