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2022 年度 研究成果報告書

サステナブルツーリズムによるSDGsの推進:レジリエンスを基盤として

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03460
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分80020:観光学関連
研究機関和歌山大学

研究代表者

加藤 久美  和歌山大学, 観光学部, 教授 (30511365)

研究分担者 森本 泉  明治学院大学, 国際学部, 教授 (20339576)
間中 光  追手門学院大学, 地域創造学部, 講師 (30823546)
Miller Graham  和歌山大学, 国際観光学研究センター, 特別主幹教授 (40832697)
Doering Adam  和歌山大学, 観光学部, 准教授 (70784560)
LAM LAIMING  大阪大学, 人間科学研究科, 招へい研究員 (60618502)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードSDGs / サステナビリティ / レジリエンス / デスディネーション / ガバナンス
研究成果の概要

サステナビリティは、SDGs16、17「平和とパートナーシップ」を重視、利益を繁栄と再解釈し平等の理念を深めてきた。観光のSDGs貢献は、域内の連携促進、レジリエンス強化がカギとなり、経済、社会、環境での地域への利益を目指す再生観光の概念と一致する。政策上は場所に根ざした伝統知を基盤とする連携による、バリューチェーンの構築、ジェンダーをはじめとする多様な平等の尊重、生態系システムを基盤とする共生の理念の重視、それに基づき地域のあり方を関係各者が共有することが基本である。本研究の地域基準の視点から得られたこの知見は政策への示唆が大きい。再生観光の定義、測定方法等について今後検討が必要である。

自由記述の分野

サステナブルツーリズム

研究成果の学術的意義や社会的意義

地域がビジョンを統一し観光客、事業者、住民と共有することは、持続可能な観光への重要ステップである。オーバーツーリズムなど、観光が地域社会や環境に悪影響を及ぼす悪循環を教訓に、全ステークホルダーが参画して好循環を生み出すことが、持続可能な観光の基本である。7割以上の旅行者が今後より持続可能な旅行を望み、COVID後のより持続可能な商品に期待が高まる今日、SDGsを基盤とする産官学民のパートナーシップ、長期的な投資、実践的なツールやガイドライン、そして、持続可能性の根本的な意義を理解、推進する人材の安定した雇用も必要であること、また多様な施作の有効性の評価検証が必要であることなどが明らかとなった。

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公開日: 2024-01-30  

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