デザインに拠るリスクマネジメント：医療・服薬のアドヒアランスとコンプライアンス

2020 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 18H03488
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分90010:デザイン学関連
• 研究機関: 京都府立医科大学
• 研究代表者: 井上 郁 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60628642)
• 研究分担者: 中野 仁人 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 教授 (10243122) ; 山脇 正永 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30302855) ; 本橋 秀之 大阪薬科大学, 薬学部, 准教授 (30359822) ; 今西 孝至 京都薬科大学, 薬学部, 講師 (30582613) ; 楠本 正明 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (30814339) ; 森下 正修 京都府立大学, 公共政策学部, 准教授 (60363967) ; 松田 剛 関西大学, 社会学部, 准教授 (70422376)
• 研究期間 (年度): 2018-04-01 – 2021-03-31
• キーワード: ピクトグラム / リスク

研究成果の概要

服薬リスクを軽減するピクトグラム等のプロダクトを製作している．ピクトグラムとは小さく表示できるアイコンで一目でくすりの効能・副作用・飲み方を表示できるものであり，高齢者・外国人にも利用してもらえるものである．製作したピクトグラムの効果測定として，アンケートを実施しピクトグラムの視認性・理解度を測定した．実用化に向けてフォント制作会社と連携して研究成果の受け渡しを行っている．

自由記述の分野

デザインによる医療リスク軽減

研究成果の学術的意義や社会的意義

調査の過程で服薬リスクを軽減するピクトグラムの国際的基準が存在していないことがわかった．この研究により，ユニバーサルデザインとして服薬リスクを軽減するピクトグラムの開発を行い，フォント開発会社にその成果を渡して，文字変換ソフトでピクトグラムを表示でき，それを展開していけるという成果が得られた．