研究課題/領域番号 |
18H03539
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藤枝 俊宣 東京工業大学, 生命理工学院, 講師 (70538735)
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研究分担者 |
太田 宏之 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 薬理学, 講師 (20535190)
小林 正治 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40740147)
武岡 真司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20222094)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ポリイミド / インクジェット印刷 / 分子インプリント / 電解重合 / ポリピロール / ドーパミン / ノルエピネフリン / セロトニン |
研究実績の概要 |
本研究では、脳組織に対して神経電極の低侵襲な穿刺を目指すべく、柔らかい高分子ナノ薄膜とインクジェット印刷技術を組み合わせることで、フレキシブルな神経電極を開発する。令和2年度の成果は以下のとおりである。 (1)分子インプリント法による炭素電極の表面改質 ガラス状炭素電極表面にドーパミン(DA)を鋳型とするポリピロール(PPy)からなる分子インプリント(MIP)層を修飾することで、DAに対する感度が向上することを見出した。MIP層を有する炭素電極は、ノルエピネフリン(NE)およびセロトニン(5-HT)の共存下においてもDAを高感度かつ選択的に計測することに成功した。 (2)分子インプリント層を有する薄膜状神経プローブの開発 ポリイミドフィルム(25 μm厚)表面に金ナノインクから電極をインクジェット印刷にて形成した。次いで、金電極表面にDAを鋳型とするMIP層を作製することで、柔軟性に優れる薄膜状神経プローブを開発した。ドーパミンに対する選択性を評価したところ、ガラス状炭素電極の場合と同様にDAに対する感度の向上が示された。また、NEおよび5-HTの共存下においてもDAを高感度かつ選択的に計測可能であった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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