研究課題/領域番号 |
18H03579
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
本間 猛 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (30241045)
|
研究分担者 |
橋本 龍一郎 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (00585838)
保前 文高 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (20533417)
吉川 武男 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 室長 (30249958)
川原 繁人 慶應義塾大学, 言語文化研究所(三田), 准教授 (80718792)
馬塚 れい子 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, チームリーダー (00392126)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 実験音韻論 / 音韻意識 / 読字困難 / 言語脳科学 / 言語遺伝学 |
研究成果の概要 |
本研究では、読字困難を生じさせる原因を実験音韻論、言語脳科学、および遺伝学の手法を用い、多角的に迫ることを目指した。音声言語の獲得は、容易であるが、文字を読むこと (読字)は、困難を伴うことがある。発達性の失読症とは、学習環境などが十分でかつ視覚や空間認知などに支障がなくても、読字に困難を来す症状をいう。この研究課題では、読字の困難さを読めるか否かと二分するのではなく、読字の困難さを分布がある「程度」として捉えることによって潜在的な読字困難の存在を示した上で、その程度差を生じる脳遺伝学的要因をふまえて、中核となる言語知識(音韻意識)を明らかにする実験音韻論を構築することを目指した。
|
自由記述の分野 |
言語科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
読字困難に伴う要因を明らかにすることで、発達性の失読症の理解をさらに深め、読字困難をもつ個人やその関係者のみならず、社会全般がこの困難に立ち向かう上での手がかりを示すことができる。
|