研究課題/領域番号 |
18H03582
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分3:歴史学、考古学、博物館学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
三枝 暁子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (70411139)
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研究分担者 |
服部 光真 公益財団法人元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (00746498)
川端 泰幸 大谷大学, 文学部, 准教授 (20410970)
鎌倉 佐保 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (60468824)
花田 卓司 帝塚山大学, 文学部, 准教授 (60584373)
上川 通夫 愛知県立大学, 日本文化学部, 教授 (80264703)
西田 友広 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (90376640)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 古代 / 中世 / 郷村 / ムラ / データベース / 民衆 / 社会 / 地域 |
研究成果の概要 |
本研究では、①7世紀~16世紀の日本史史料に現れる郷・村=「ムラ」の初見年代とその史料を収載したデータベースを作成し、公開・共有するとともに、②「ムラ」の地域的特質について解明した。①については、全68カ国のうち、23カ国の情報をWEB上で公開している。また作業途中の国のうち、19カ国について公開準備中である。一方②については、東北・関東・東海・九州地域について、おおよその特質を解明することができた。
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自由記述の分野 |
日本中世史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じ、7~16世紀における郷・村=「ムラ」の初出数と近世村への接続状況が明らかとなることによって、日本の前近代における民衆社会のひろがりとその内実を明確にしていくことが可能となる。現在、日本および世界は、気候変動や経済・社会・環境をめぐる様々な問題に直面し、SDGsの推進に動き出しつつある。ムラの盛衰を、列島社会における様々な地域の特質に照らし明らかにすることによって、持続可能な社会、多様性と包摂性に富む社会とはどのようなものであるのか、見通すことができるのではないかと考える。
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