研究課題/領域番号 |
18H03624
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中溝 和弥 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (90596793)
|
研究分担者 |
竹中 千春 立教大学, 法学部, 教授 (40126115)
武内 進一 東京外国語大学, 現代アフリカ地域研究センター, 教授 (60450459)
デスーザ ローハン 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (60767903)
清水 展 関西大学, 政策創造学部, 特別任用教授 (70126085)
藤倉 達郎 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (80419449)
中西 嘉宏 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (80452366)
日下 渉 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (80536590)
中村 沙絵 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (80751205)
藤原 帰一 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (90173484)
高橋 徹 (拓徹) 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 助教 (90795626)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 民主主義 / マイノリティ / インド総選挙 / 暴力 / エスニシティ / 宗教 / 南アジア / 東南アジア |
研究実績の概要 |
今年度の研究実績の柱は四つある。第一が、国内外での研究活動、第二が、イギリスとの共同プロジェクトの推進、第三が、大学院生を対象とした講義の実施、第四がインド総選挙調査の実施と選挙分析である。 第一については、まず、国内では京都大学で研究会を2019年6月に開催したのち、2019年11月のアジア政経学会秋季大会において自由応募分科会「2019年インド総選挙と民主主義の将来」を企画し、科研メンバー(海外研究協力者を含む)で研究成果を発表した。海外では、2019年7月にICASにおいて科研メンバー(海外研究協力者を含む)でセッションを企画し研究発表を行った。さらに、同年8月には、APSAで、海外研究協力者とともに科研メンバーで研究発表を行った。 第二については、イギリス・ロンドン大学ゴールドスミス校Sanjay Seth教授と共同研究‘Ethnicity, Religion, Conflict and Violence in Postcolonial South and Southeast Asia: A Comparative, Interdisciplinary Study’を遂行した。2019年7月に京都でワークショップを行い、同年10月から11月にかけてロンドンでワークショップを実施し、本科研メンバーとイギリス側メンバーで研究成果を発表した。 第三については、海外研究協力者であるAchin Vanaik先生を2019年11月に招聘し、インドの著名ジャーナリストであるPamela Philipose氏とともに大学院生向けに講義を行い、インドの外交・内政に関する理解を深めた。 第四については、昨年度の投票前調査に引き続き、投票後調査を実施した。調査は、海外共同研究者であるシンガポール国立大学のNeyazi博士と共同で行い、選挙分析を刊行した他、共著論文を執筆中である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね計画通りに進んでいる。科研メンバーによる国内研究会も順調に実施し、イギリスとの共同研究も順調に進んでいる。研究成果の発表についても、国内外の学会で積極的に発表を行った。本科研の大きな軸の一つであるインド総選挙調査についても、予定通り行った。本年度末に発見された新型コロナウイルス感染症の拡大により2020年春のフィールドワークを延期せざるを得ない事態が生じたが、これを除けば概ね順調であるといえる。
|
今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の拡大に十分留意しながら、原則として研究計画に基づきながら実施していきたい。今年度と同様に、国内研究会の実施に加え、国内外の学会で研究発表を行いながら、同時に、イギリスとの共同研究をより発展させていきたい。インド総選挙調査の結果を踏まえ、海外における研究成果の発信もいっそう展開していきたい。更に研究発表にとどまらず、論文等の形で、成果の出版にも取り組んでいきたい。
|