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2022 年度 研究成果報告書

ビッグデータで切り拓く国際関係学

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03627
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分6:政治学およびその関連分野
研究機関早稲田大学

研究代表者

栗崎 周平  早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (70708099)

研究分担者 水野 貴之  国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (50467057)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードビッグデータ / 株式保有構造 / グレーゾーン / 隠れ株主 / 企業支配 / NPI / 経済安全保障
研究成果の概要

ビッグデータを用いて新たな国際関係学をどのように切り開くことができるのか模索してきた。機密解除文書のデジタル分析、SNSを用いた情報外交などを分析する中で、株式投資を通した企業支配の実態解明に関して重大かつ新たな発見を得た。企業所有を通した政治経済影響力を検出する数理モデルと大規模データ解析のアルゴリズムを開発し、軍事力に変わる大きな経済インフラや生産資源の奪取の構造を記述することに成功した。インデックス投資と取引のデジタル化により肥大化したグローバル市場は巨大化した影響力を攪拌する機序を提供し、一部の巨大株主(政府機関)は経済リターンの最適化では説明できない投資パタンを持つ実態を解明した。

自由記述の分野

政治学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究が開発した株式保有を通した企業支配の構造を検出する技術は、学術的には軍事力に代わる国際政治経済の新しい力の行使の実態を解明し、FDIに代わる対外投資の指標を提供し、ESG投資における責任の所在を記述するなど新しい地平を描く。企業の隠れ株主など経済安全保障のリスク検知、ESG投資の具体的なガイドライン、企業のサプライチェーン身体検査など企業や政府機関から協力要請を受け、社会実装が進んでいる

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公開日: 2024-01-30  

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