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2020 年度 研究成果報告書

アジアンバロメータ調査第5波の実施と比較政治実験の統合による政治文化研究の革新

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03664
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分10:心理学およびその関連分野
研究機関同志社大学

研究代表者

池田 謙一  同志社大学, 社会学部, 教授 (30151286)

研究分担者 安田 雪  関西大学, 社会学部, 教授 (00267379)
前田 幸男  東京大学, 社会科学研究所, 教授 (30347257)
柴内 康文  東京経済大学, コミュニケーション学部, 教授 (60319457)
日野 愛郎  早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30457816)
遠藤 晶久  早稲田大学, 社会科学総合学術院, 准教授 (80597815)
小林 哲郎  神戸大学, 法学研究科, 研究員 (60455194)
Jou Willy  早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (20617055)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード政治文化 / 民主化 / 民主主義 / アジア / 国際比較調査 / 社会関係資本 / 価値観 / アジアンバロメーター
研究成果の概要

日本やアジアの市民がいかなる価値や文化や制度的コンテクストの下でそれらと一貫する思考や行動を営んでいるかを解くという目的を追求するために、本研究は国際比較を目的としたアジアンバロメーター調査第5波の日本調査を実施し、21世紀に入ってから20年の時系列的国際比較データを取得し、アジアの政治文化と民主主義のあり方、日本のアジアにおける長期的な位置づけを検討している。研究の成果は、日本人の政治関与の衰退とともに民主主義に対する強いコミットメントを示しており、そのことと「アジア的」な垂直的な社会関係に対する価値観の変動との関連性を詳細に検討すべきことを示している。

自由記述の分野

政治心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、アジアンバロメーター国際比較調査の20年間・5回の調査の一部を2019年の日本調査として実施、分析検討した。日本人の社会関係資本は政治文化的には長期的に低下傾向にあるが、民主主義に対しては明確に非権威主義的で、民主主義の問題解決力を評価している点でロバストである。結果として「参加する民主主義」ではなく「おまかせする民主主義」への傾向が進むが、他方アジア的な垂直的な社会関係に対する日本人の価値観は大きく脱アジアに舵を切り、単なる「おまかせ」とはならない。本研究グループではこれらが日本の民主主義のあり方に持つ意味を研究を進めるとともに、データを公開し豊かな研究資源をもたらす。

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公開日: 2022-01-27  

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