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2022 年度 研究成果報告書

J-PARC大強度中間子ビームとTPC検出器によるバリオンとダイバリオンの研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03706
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

佐甲 博之  国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究主幹 (40282298)

研究分担者 市川 裕大  国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究職 (50756244)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードJ-PARC / バリオン / ダイバリオン
研究成果の概要

Hダイバリオン探索実験(E42)に関しては、2021年5-6月に本実験を遂行し、全1700億事象の(K+,K-)反応データを収集することに成功した。KuramaスペクトロメータおよびHyperonスペクトロメータにおけるTPC等の検出器の較正等を進め、K中間子の識別と運動量の再構成を行い、Λ粒子の再構成に成功した。
N*分光実験(E45)に関しては、代表者佐甲と米国側共同代表者(Lamar大学 P. Cole氏)との新たな共同研究体制を確立した。2025年頃の実験を目指し、最終的な検出器の準備および部分波解析のソフトウエア開発を米国の理論研究者と共同で進め、実験準備をほぼ完了した。

自由記述の分野

原子核物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Hダイバリオンはuuddssクォークから構成されるフレーバー一重項の安定な6クォーク状態と考えられており、本実験によりその存否に最終決着をつけることはハドロン研究分野についてきわめて重要なインパクトを与えると期待できる。実験は2021年に無事終了し、解析が進んでおり、今後この問題に決着をつけることが期待される。また、N*分光実験(E45)は質量2GeV以下のN*スペクトルの完全解明のために極めて重要な実験である。本研究期間に実験の準備がほぼ終了し、2025年の実験で成果が得られることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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