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2022 年度 研究成果報告書

H.E.S.S.望遠鏡とフェルミ衛星による宇宙線加速機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03722
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分16:天文学およびその関連分野
研究機関立教大学

研究代表者

内山 泰伸  立教大学, 人工知能科学研究科, 教授 (00435801)

研究分担者 中島 真也  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 基礎科学特別研究員 (20737449)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード宇宙線 / 粒子加速 / ガンマ線 / X線 / 超新星残骸 / パルサー星雲 / ガンマ線バースト
研究成果の概要

宇宙線を加速する天体が放出する超高エネルギーガンマ線を、地上望遠鏡(H.E.S.S. 大気チェレンコフ望遠鏡群)を用いて観測した。チャンドラX線衛星およびフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡による宇宙からのX線・ガンマ線観測を組み合わせ、宇宙線を加速する天体の多波長観測を行った。
パルサー星雲からのガンマ線フレアの検出、超新星残骸からのガンマ線放射の空間構造の詳細測定などの観測的成果を得た。また、超新星爆発の運動学に関する研究成果の他、ガンマ線バーストの残光におけるX線と超高エネルギーガンマ線の間の時間変動の類似性についての先駆的な成果を得た。

自由記述の分野

高エネルギー天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

パルサー星雲およびパルサー星雲を内包する超新星残骸のガンマ線観測から、宇宙線物理学における重要問題となっている宇宙線陽電子の起源解明の手がかりを与える成果が得られた。そして、本研究チームのメンバーが主要な役割を果たしたガンマ線バースト残光における超高エネルギーガンマ線の検出成功は、宇宙ガンマ線観測の歴史において一つのマイルストーンになったと関連研究者に認識されている。
また、欧州諸国を中心とする13カ国が協力し、ナミビア共和国に設置された望遠鏡を用いた大規模な国際共同研究を展開していることは、アフリカの科学振興に寄与している。

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公開日: 2024-01-30  

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