研究課題/領域番号 |
18H03740
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
井上 徹 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 教授 (00291500)
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研究分担者 |
肥後 祐司 公益財団法人高輝度光科学研究センター, 回折・散乱推進室, 主幹研究員 (10423435)
栗林 貴弘 東北大学, 理学研究科, 准教授 (20302086)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 地球深部 / 水 / 下部マントル / 高圧含水鉱物 / アルミニウム / 置換 / 高圧実験 / ブリッジマナイト |
研究成果の概要 |
本研究は最先端の高圧実験、放射光X線回折、中性子回折技術、及び分析技術を駆使して、下部マントルの水の解明に挑んだ。特に「含水ブリッジマナイト」の研究を軸とし、広く地球深部で安定な高圧含水相の研究を行うことにより、下部マントルへの水の運搬やその貯蔵能力を明らかにした。結果、地球深部鉱物中へのAlの固溶の重要性を明らかにしたとともに、その固溶様式は強く地球深部鉱物の結晶構造(配位数)に依存することが明らかになった。
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自由記述の分野 |
高圧地球科学、地球内部物理学、高圧鉱物学。高圧実験を駆使した地球深部の状態・進化の解明。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球は水の惑星である。水は生命にとって重要であるばかりでなく、固体地球にとっても重要な役割を果たしている。水がなければ地球内部の流動やマグマ活動は抑制され、死んだ(活動が停止した)星と化してしまう。ところで、高温高圧の世界である地球深部に水は存在しているのであろうか?その知的好奇心に答えるべく、今回の研究を行った。結果、地球深部の下部マントルまで水がもたらされ、地球深部の活動・進化に多大な影響を及ぼしていることが明らかとなった。
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