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2021 年度 研究成果報告書

空調システム中菌叢解析とそれに基づく室内環境改善策の提案

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03808
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分23:建築学およびその関連分野
研究機関工学院大学

研究代表者

柳 宇  工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 教授 (50370945)

研究分担者 金 勲  国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (00454033)
諏訪 好英  芝浦工業大学, 工学部, 教授 (10416836)
鍵 直樹  東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (20345383)
東 賢一  近畿大学, 医学部, 准教授 (80469246)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード空調システム / 空気搬送系 / クールチューブ / クールピット / 生菌 / マイクロバイオーム / 汚染実態 / 対策
研究成果の概要

本研究では,空調システムを対象とした一連の実測を行った。子嚢菌のほか,これまで培養法では検出が難しいとされている担子菌が空気搬送系から多く検出された。クールピット内からアトピーなどの皮膚炎の原因菌Malassezia restricta,アレルギー性気管支肺真菌症の原因菌Schizophyllum communeとBjerkandera adustaが検出され,その対策の必要性が示唆された。クールチューブ中の浮遊菌の低減策を検討した結果,中性能フィルタの設置と薬剤による洗浄が極めて有効であることを確認した。適切な衛生管理を行えば,省エネルギーと空気質確保の両立が可能であることが明らかになった。

自由記述の分野

建築環境工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

2021年の気候変動サミットで,日本は2030年までに新たに温室効果ガスを2013年比で46%を削減する目標を掲げた。それを実現するためには,空調用エネルギーの削減が重要である。クールチューブ(CT)・クールピット(CP)を利用した外気負荷の低減は空調エネルギー削減手法の一つである。これまで,夏季におけるCTやCP内の結露または高湿環境により微生物汚染の問題が生じ,また,その内部の衛生管理が難しいため,その汚染による室内空気質への影響が懸念されている。
本研究は,一連の研究を実施し,CTとCP内の微生物汚染実態を明らかにし,その対策を定量的に評価し,室内空気質の確保と省エネ両立の方策を示した。

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公開日: 2023-01-30  

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