| 研究課題/領域番号 |
18H03897
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| 研究種目 |
基盤研究(A)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
中区分32:物理化学、機能物性化学およびその関連分野
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| 研究機関 | 東京工業大学 |
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研究代表者 |
大島 康裕 東京工業大学, 理学院, 教授 (60213708)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 分子分光 / 回転コヒーレンス / イオンイメージング / 分子クラスター |
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| 研究成果の概要 |
極短パルス光を用いたインパルス励起によって分子の回転量子波束を生成し、波束の時間発展に対応する分子の空間配向分布の時間変化からスペクトル情報を取得する「量子波束イメージング分光」を開発した。長い遅延光路を組み込んだ光学系を用いることにより100 MHz以下の周波数分解能を達成し、弱い分子間力で結合した分子クラスターの時間領域スペクトルの測定を行った。アルゴンなどの希ガス原子の２量体、エチレンの２・３量体、さらには窒素分子・メタン・プロピレンの２量体など、双極子モーメントがゼロもしくは小さい分子から構成される数々のクラスターについて純回転遷移の観測に成功した。
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| 自由記述の分野 |
物理化学
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光学遷移により引き起こされる輻射場と分子系とのエネルギーのやり取りを観測量とする従来の分光計測法とは大きく異なり、分子の空間配向分布という多次元的情報に立脚する分子分光を創成した点に、本研究の大きな意義・独自性が存する。窒素分子・メタン・プロピレンの２量体の結果は世界で初めての分光学的研究成果である。特に、前者の２つは分子間相互作用の基本モデルとして幾多の理論化学研究の対象となってきており、今回の成果は実験的レファレンスとして重要である。
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