• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

土壌の表面特性と微生物を活用した土壌・水・大気保全技術の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18H03963
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

石黒 宗秀  北海道大学, 農学研究院, 教授 (00294439)

研究分担者 波多野 隆介  北海道大学, 農学研究院, 農学研究院研究員 (40156344)
柏木 淳一  北海道大学, 農学研究院, 講師 (40241369)
内田 義崇  北海道大学, 農学研究院, 准教授 (70705251)
荒木 肇  北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (30183148)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード無肥料無農薬 / 自然栽培 / 水田 / 中耕除草 / 土壌 / ストロンチウム / 界面活性剤 / 窒素
研究成果の概要

無肥料無農薬の自然栽培水田において、多数回の中耕除草が稲の生育・土壌環境に及ぼす影響を5年間にわたって調査した。稲わら散布と多数回中耕除草で地力が回復する傾向にあり、多数回中耕除草で、400g/m2程度の収量を維持して栽培可能なことが分かった。
原発事故周辺で放射能汚染が問題視されるストロンチウムの土壌中における吸着移動現象を、理論と実験から明らかにした。汚染と浄化に関与する界面活性剤の簡易で正確な測定法を開発し、土壌中における吸着移動特性を明らかにした。

自由記述の分野

土壌物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多数回中耕除草農法の無肥料無農薬稲作への適用の有効性を、初めて学術的に明らかにした。この成果は、環境保全型の有機農業による持続的農業技術の推進に貢献する。
ストロンチウムの土壌中における吸着移動現象の研究成果は、緊急課題である福島第一原発事故による放射能汚染の影響評価と対策のための基礎資料として活用できる。最も多量に環境中に放出されている界面活性剤の簡便正確な測定法は、今後の研究に貢献し、その成果は種々環境問題の解決に結びつくと考えられる。界面活性剤に代表される溶存有機物の土壌中における挙動の研究成果は、土壌をめぐる物質循環および汚染有機物の土壌中での挙動の新しい基礎的知見として活用できる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi