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2021 年度 研究成果報告書

ヒストンH3K9メチル化修飾による転写抑制の包括的理解

研究課題

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研究課題/領域番号 18H03991
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

眞貝 洋一  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (20211972)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードepigenetics
研究成果の概要

私たちの体を作り上げている様々な組織・器官は異なる性質の細胞からなり、この異なる細胞の性質は異なるセットの遺伝子が発現することで決まる。異なる性質の細胞でどの遺伝子のスイッチをオン・オフするかは、ゲノム情報と後天的なエピゲノム情報により調節されている。オフ状態のエピゲノム情報として、ヒストンH3の9番目のリシンのメチル化がある。今回の研究では、H3K9メチル化の下流でどのような因子がオフ状態の調節に寄与しているのかを、網羅的に調べた。その結果、従来知られていた因子だけでなく、複数の新規の因子を同定した。さらに研究を進め、将来、任意に遺伝子のオン・オフを操る手法の開発につなげたい。

自由記述の分野

分生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

遺伝子のスイッチオン・オフのパターンが細胞種ごとに違うことで、異なる性質を持つ細胞を作ることが出来る。スイッチオフでは遺伝子が発現しないような仕組みが様々に働いている。その中心をなす機構として、ヒストンという蛋白質に施される様々な化学修飾による制御がある。ヒストンH3の9番目のリシン(H3K9)のメチル化は、スイッチオフに寄与する。今回の研究では、H3K9メチル化の下流でどのような因子がスイッチオフに作用するか、その機構の一端を明らかにした。様々な疾患では、スイッチのオン・オフ制御が不全になっている。今回の研究は、疾患をスイッチ制御の観点から理解することに貢献する研究である。

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公開日: 2023-01-30  

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