研究課題/領域番号 |
18H04041
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 良輔 京都大学, 医学研究科, 教授 (90216771)
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研究分担者 |
秋山 央子 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 研究員 (80623462)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | パーキンソン病 |
研究成果の概要 |
2種類の孤発性パーキンソン病モデルマウス(α-syn BAC Tg・GBA1ヘテロKOマウス、変異型 (A53T)αsyn BAC Tgマウス)において、部位依存性に各種脂質が有意に増加しており、細胞実験では脂質によるα-synのコンフォメーション変化が示唆された。GBA1の修飾因子としてのGBA2の役割について検討するためGBA2-/- (KO)メダカとGBA1/GBA2 ダブルノックアウトメダカを作成し、GBA2 KOにより特定の脂質のさらなる増加を認めた。さらに、GBA1はβ-ガラクトシダーゼとしてGalCer分解酵素としても機能することが明らかになった。
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自由記述の分野 |
神経変性疾患
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モデル動物を使用した実験からパーキンソン病において脂質代謝異常がαシヌクレインの修飾を介して病態に関与しうること、孤発性パーキンソン病の最大の遺伝的リスク因子であるGBA1の修飾因子としてGBA2が存在することなどが判明し、治療のターゲット分子となりうることを示した。
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