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2021 年度 研究成果報告書

うつ病・不安障害を予防する革新的認知行動療法ストレスマネジメントの開発と効果評価

研究課題

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研究課題/領域番号 18H04072
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

川上 憲人  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90177650)

研究分担者 小山 博史  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (30194640)
西 大輔  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (40450605)
今村 幸太郎  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (80722793)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード産業精神保健 / 人工知能 / 認知行動療法 / 健康教育 / 無作為化比較試験
研究成果の概要

AIを利用して自動化したインターネット認知行動療法(iCBT)プログラムを開発し、労働者における抑うつの改善効果を無作為化比較試験で検証した。介入群と対照群に648人ずつを割り付けた。介入群はAI支援型iCBTプログラム「Smartくん」を10週間学習した。主要結果指標は、3ヶ月後、6ヶ月後のBeck Depression Inventory I)得点である。介入群の85%がプログラムの一部を、54%が全てを学習した。3および6ヶ月時点の介入効果は有意であった(p=0.038とp=0.020)。AI支援型認知行動療法プログラム「Smartくん」は労働者の抑うつの改善に効果的であると考える。

自由記述の分野

精神保健学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学習内容の定着のためのワークの支援をAIにより自動化したSMART-CBTプログラムでは、労働者における抑うつ軽減効果は3ヶ月、6ヶ月時点で有意であり、専門家支援型iCBTプログラムの効果量と同等であった。SMART-CBTは低コストで効果的なiCBTプログラムとして労働者の抑うつの予防・改善に活用できる可能性がある。

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公開日: 2023-01-30  

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